カンタンお絵かき講座 With Fireworks
なめらかな曲線のイラスト描いてみよう

あたたかいポットのイラストを描いてみようと思います。さっと描いたようなラインが柔らかさをだしています。
1)まずは新規作成


  Fireworksを起動し、ファイル>新規作成をクリック。500×400ピクセル・解像度72ピクセル/インチ・キャンパスカラー白とします。500×400ピクセルにしたのは、最初大きめにして作業をしやすくするためです。最後には縮小します。

 
2)ポットの土台は3つのマルで
 


 楕円ツールで円を描きます。一番下がポットのボディで、上の2つがポットのふたです。ストロークはお好きなものでいいのですが、これは鉛筆・グラファイトにしました。

 
3)ペンツールで曲線を描く
 


 そそぎ口を描きます。ペンツールを使いますが、慣れるまで難しいかもしれません。

 まず最初にクリックして離さないままドラッグしてみると、棒のようなハンドルがでてきますので、描きたい方向へ引っ張ります。ドラッグを離して次のポイント(●)をクリックすれば曲線ができます。ラインは下の図のようなポイントの位置で描いてみてください。

 なめらかな曲線にするには、カーブの中心にポイントをつくるよりも、描きたいカーブの中間点を狙えばうまくいきます。線を描くのを止めたいときは、終点をダブルクリックします。また、カーブの途中で直線にしたいときは、一度つくったポイントをクリックすればカーブが途絶えます。このように描いてください。
 
4)取っ手も同じくペンツールで
 


 今さきほどと同様にペンツールを使います。右の図のポイントの位置で描いてみてください。

 
5)全体ラインの完成
 


 ポットのラインが描けました。図5のようになりました。ここから色つけをしていきます。

 

 
6)ラインを残しながら着色
 


 さきほどラインを描いたように、今度は色づけしていきます。ストロークはなし、塗りは好きな色でどうぞ! 楕円ツールやペンツールで同じように塗ってみてください。

わざとずらせばナチュラルな感じになるので、このように塗りに余白を残してみました。ラインをところどころ残すため、それぞれのパーツの重ね順を替えてみました。修正>重ね順(またはツールバーのアイコンから)で順番をずらしてみてください。
 
6)陰と文字で仕上げ!
 


 ちょこちょこっと陰をつけたり、文字をいれたりしてみました。最後に修正>イメージサイズで全体のイラストを縮小します。横200ピクセル、縦160ピクセルに小さくして完成です。

実際にホームページで使うときは、GIFファイルかJPGファイルに書き出しします。最適化パネルで設定:GIF WEB216色、カラー32色にし、ファイル>書き出しでGIFファイルにしました。ちなみに、グラデーションが多いイラスト(このコーナーの金魚のイラストなど)ではJPGがオススメです。

今回のペンツールで描いた線はベジェ曲線というのですが、慣れるのに少し苦労されるかもしれません。私がよくやった練習方法は、お気に入りの写真を上からペンツールでトレースする(輪郭をなぞる)方法です。

●トレースを使ったイラストのご紹介●

それぞれ女性の写真からおおまかにトレースし、ベジェで描いて色つけをし、自分のタッチへ変えていきました。

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